2021.04.05

Information/がん

cancer VR ~がんを取り巻く社会課題をVRでの"一人称体験"で考える~

cancer VR ~がんを取り巻く社会課題をVRでの

cancer VRとは

株式会社シルバーウッドのcancer VRは、VRの技術を活用して、がん当事者たちを取り巻く状況や社会課題の一人称「体験」を通じて、本人視点で考えます。がんについて「学ぶ」のではなく、「体験」することで理解につなげることを目的とした、体験学習型の研修プログラムです。

 

リンク:チラシはこちら

 

対象者

日本人の2人に1人はがんになる。3人に1人はがんで亡くなる。そういう状況の中で、本研修は医療従事者や製薬メーカー等だけでなく、一般の方にもご参加いただき、「がん」や「死」について考えるきっかけにしていただいております。

 

研修の流れ

90~120分の研修では、2つのVR体験をします。体験毎に参加者同士で「当事者の視点に立ったときに何を感じ何を思ったか」を話し合い、どの様に周りが配慮することができれば状況改善につながるのか意見を出し合い、学びを深めていきます。また制作協力いただいている当事者のインタビュー映像を見ながら、がんを取り巻く社会課題に対する理解につなげます。

 

体験会の進行はファシリテーターにお任せください。全国で開催可能ですし、オンライン研修での実施も可能です。

 

体験コンテンツ

各コンテンツは、当事者へのヒアリングや医師の監修のもと作られました。

 

① 告知

ある患者の視点で医師から告知を受ける体験。医師の視線や口調などコミュニケーションの取り方が患者に与える影響を体験します。

 

監修:川崎市立井田病院 腫瘍内科・緩和ケア医師 西智弘先生

 

② やさしい虐待

写真家の幡野広志さんにインタビューを行い、ご自身が末期がんと診断を受けた後、周りからどのような関りがあったかを忠実に再現したものです。周囲は「良かれと思って」した行為も、本人の立場だとどう感じるのか、「“やさしい虐待”はなぜ起きるのか」。周囲が不本意にがん患者を傷つけてしまうことを、当事者の視点で体験し、考えます。

 

体験後には、本作の原案となった写真家で2017年に多発性骨髄腫と診断を受けた幡野広志さんのインタビュー映像をご覧いただきます。

 

体験者の声

初めてVR体験をしましたが臨場感があったので、自分だったら…とより考えやすかったと思います。どこまでも当事者にならないとわからない点はありますが、考えるきっかけになりました。

 

身近な人、友人、自身が癌になった時にどうするかについてじっくり考えることができました。

 

シーンの描写が、極端な例(悪意バリバリのお医者さんや、悪意のある差別)ではなく、 ありえる……もしかすると、自分もやっているかもしれない……と、 ドキっとする内容でした。

 

 

お問い合わせ

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※VRダイバーシティ&インクルージョンのお問い合わせフォームです。研修テーマで「がん」にチェックをいれてください。

 

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チラシ

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