発達障害

VR 発達障害とは?

  • VRの技術を活用し、発達障害のいくつかの特性を体験するものです。
    このVRは、多くの発達障害当事者へのヒアリングによって作られました。

発達障害を取り巻く課題

  • 発達障害に対する誤った理解により、社会的不適応が発生し、
    当事者あるいは周囲の方が困難を感じることがあります。
  • 発達障害は障害ではなく「特性」であること、
    明確にカテゴライズできないこと、
    体調の好不調等によって特性に波が生じることなど、
    当事者研究から得た最新の知見を共有し、
    ディスカッションを通じて“障害者” を生み出しているのは
    私たち自身である
    という気づきへの一歩を踏み出します。

当事者インタビュー紹介

※ 体験会では、当事者インタビューもご覧いただけます

シンガーソングライター yu-kaさん 一部再生

yu-kaさん (ADHD不注意優勢型 当事者)

大学時代にADHD不注意優勢型と診断された。きっかけは、飲食のアルバイトで「周りの人と同じようにできない」と悩んだことだった。つまずくことも多かったが、耳から聞いた情報を記憶することが得意なことに気づき、現在はその特性を活かし、インタビューをもとにその人を応援する曲を届けるシンガーソングライターとして活動している。

吉野 公篤さん 一部再生

吉野 公篤さん (五感の感覚過敏 当事者)

幼少時代から周囲に「変わり者」と言われていたが、母親からは「そのままで良い」と育てられた。中学で不登校になり高校は定時制に通学。母親の介護をきっかけに資格を取得し26歳で介護業界へ。33歳の時にASD(自閉スペクトラム症)、ADHD、LD(計算障害)と診断を受ける。現在は相談支援専門員として障害者の支援をする傍ら当事者同士の活動を支援している。

VRコンテンツ紹介

  • ADHD 不注意優勢型

    ケアレスミスが多い、約束を忘れてしまう、物をよく失くすといった、不注意を起因とする症状が主に現れるADHD 不注意優勢型の一人称体験です。

  • 聴覚過敏

    多くの発達障害当事者に聴覚の過敏が認められています。聴力があるのに聴覚的情報がとりづらい感覚とはどういうことかを一人称で体験できます。

  • 視覚過敏

    疲労が溜まったり不安が強くなったりすると、症状が出やすくなることが多い視覚過敏の症状を一人称で体験できます。

実績

社会福祉法人、NPO 法人、行政、教育機関など

体験者の声

  • 本などでわかっていたつもりのことも、実体験すると違うなと思うことがありました。

    (医療従事者/50代)

  • 自分の子供がアスペルガー、ADHDで彼の困難さがわかって涙が出ました。

    (パート/50代)

  • 教育現場、介護現場、医療現場にもっともっと体験させてもらいたい。

    (パート/30代)

  • 360°見渡せるので臨場感があり、リアリティがあった。思わずあとずさったり、耳をふさぎたくなったり、目の前を払いたくなったり、体感することができたと思う。

    (その他/40代)

  • 今回の体験を受けて「健常者」とは何だという疑問ができました。「障害者」とは何か?聴覚・視覚が他より鋭いだけで、私達と何もかわらないと思いました。

    (学生/10代)